相談時に意外とよく聞くのが、「こんなことで依頼してもよいのですか?」という質問です。私は不貞行為を行った側であっても弁護士のサポートが必要であるし、単に「対応がめんどくさい」というだけの理由についてもサポートを行うべき理由だと考えています。
対応がめんどくさいというだけで依頼してもよい
不貞慰謝料事件の特徴
不貞慰謝料事件は、他の事件と比較して、請求者の感情的な主張が大きいという特徴があります。
一般的な事件(交通事故など)であれば、発生した被害額をベースに支払能力や支払可能性を踏まえて、増額したり減額したりという交渉になります。
これに対して、不貞慰謝料では請求者の感情的な主張が大きく、金額交渉に入る前に行為に対する不満が多く述べられることがあります。また、金額を提示しても、感情的な言葉だけが返ってきて交渉にならないこともあります。
このように、不貞慰謝料請求は、請求される側にとっても、相手の感情的な主張に付き合わされるという苦労が大きくなります。
心理的な負担から解放するのも弁護士の仕事
このような、相手の感情的な主張に対応することによる心理的な負担から、依頼者を解放することも弁護士の重要な仕事です。法的な主張を行うことだけが弁護士の仕事ではありません。
弁護士が交渉を代理して、相手の矢面に立つことで、依頼者を負担から解放することができます。
負担から解放されれば合理的な思考ができる
相手の感情的な主張を聞き続けていると、心理的な負担が大きくなり、相手をなだめるために相手の要求に応じてしまうことがあります。心理的な負担から解放されて、落ち着いて考えられる状況を作ることで、合理的な解決策を考えることができるようになります。
まとめ
依頼者を負担から解放することも弁護士の重要な仕事です。ストレスがかかっている状況では、人間の思考力は大幅に低下します。単にめんどくさいというだけの理由で弁護士に依頼した場合でも、依頼をしたことで合理的な対応が可能になることもあります。
法的な争いがないように見える場合でも、気軽にご相談ください。
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この記事の執筆者
寺岡法律事務所
弁護士 寺岡健一(大阪弁護士会)
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